2004/10


No.314
2004/10/01(Fri)
黒砂糖のケーキ

シフォンケーキはよく作るお菓子のひとつですが、今年の暑い夏の間には1度も焼いていませんでした。
最近は少し涼しくなったので、またせっせと思い出したように焼き続けています。
昨日の甘栗あんに続き、どんなフレーバーで作ろうかと考え、ふと思いついたのが黒糖。
黒糖の独特の風味が好きで、あんみつやわらび餅にも黒蜜をかけていますが、今まではあまり洋菓子に黒糖を使うことはありませんでした。
普通の砂糖の代わりに黒糖を使うだけのことですが、焼き上がりは普通の砂糖を使った時とはずいぶん違います。
カラメルを加えたようなブラウンに焼き上がり、香りもちょっとカステラを思わせるよう。
素朴で和菓子風の味わいになりました。
昔よく父が好きで食べた、雁月(がんづき)という黒ごまがのった黒糖の蒸しパンを思い出し、とても懐かしくなりました。
今度は雁月を作ってみようかと思っています。



No.315
2004/10/03(Sun)
ミルクジャム

先日、夕方のテレビ番組で美味しそうなものを紹介していました。
神戸のあるホテルのケーキショップで作られている「ミルクジャム」というものです。
最近スーパーの売り場でも似たものを見かけるようになりましたが、そのショップで扱っているミルクジャムは特別手間を掛けて作られており、とても美味しそうでした。
使っている材料は砂糖、バニラビーンズ、牛乳、練乳とたったこれだけ。
専用の銅鍋で時間を掛けてゆっくり混ぜながら淡い黄金色に煮詰めていく作業は、以前よく自分でも作ったキャラメルの作り方とも共通していました。
甘い香りが画面から漂ってきそうで、食欲がそそられました。
パンに塗るだけではなく、ミルクゼリーやムースなどに添えても美味しそうです。



No.316
2004/10/04(Mon)
絵本「ぶたぶたくんのおかいもの」

子ども達が小さい頃、好きで買い集めた絵本は今も本棚に並べて置いています。
その中でもいまだに親子で気に入っているものの1冊に「ぶたぶたくんのおかいもの」(福音館書店刊)というちょっと不思議な世界を描いた絵本には強い印象を受けました。
こぶたの男の子のぶたぶたくんが、ある日1人で初めてのおつかいに出かけます。
そのお話の登場人物は個性的な人ばかり。
特にパン屋のおじさんの不気味な感じは、ちょっとハンパではありません。
しかも売られているパンはごく普通の形のものもあれば、大きな人の顔型のものがあり、そのもの言いたげな目には大人でもドキッとさせられます。
正直なところ、美味しそうと感じられるようなパンではありません。
それでも、1人でおつかいに来たぶたぶたくんのことを「かんしん かんしん」とほめながら「かおつきパンのじょうとう(上等)をあげよう」という辺りにおじさんの優しさを感じて、はじめてホッとさせてもらえます。
この本の初版は1970年ですから、ちょっとレトロ風なのは当然なのかもしれませんが、ゆっくり流れる時間の中で出てくる食べ物の絵の色も形も大変素朴で、気持ちまで優しくなれるような1冊です。



No.317
2004/10/06(Wed)
サンマのみそ漬け

ちょっと高級な魚の味噌漬けは贈答用としても人気ですが、京都にも、美味しい魚のみそ漬けの専門店があることをテレビで知りました。
季節によって扱う魚の種類は変わるようで、紹介されていたのは、今が旬のサンマを使ったみそ漬け。
みそ床がちょっとピンクがかっているのは、青魚独特の臭みを抜くために梅肉を入れているからということ。
梅の酸味が隠し味になるので、いい香りにさっぱりと焼き上がるようです。
生の新鮮なサンマは、塩焼きにしてたっぷりの大根おろしで食べるのが一番だと思っていますが、時にはみそ漬けなどにしていただくのもなかなか美味しそうだな〜と感じました。
専門店の味には遠く及ばないかもしれませんが、そのうち似たものを作ってみようと思っています。



No.318
2004/10/07(Thu)
プラッシー

子どもの頃、プラッシーというオレンジジュースがありました。
(調べてみると、いまだに販売されているようです。)
なぜかお米屋さんだけで扱っているのがちょっと不思議で「特別な」飲み物でした。
私の母はのどが渇いたからといっていてもジュースばかり子どもに飲ませたくないという気持ちがあったようで、家に子供用のジュースが買い置いてあることはなく、体のためにはお茶か牛乳にしなさい、と言われてしまうことが多かったのです。
そんな私にとっては友達の家にケースごとストックしてあるプラッシーはちょっとした憧れでした。
実際、プラッシーはとてもサラリとした美味しいジュースで、飲んだ後でかえってのどが渇くといった記憶もなく、やはり私の中では「特別な」ジュースだったのです。
(これは余談ですが、プラッシーはお米のとぎ汁を使っていると思いこんでいた子どももいたそうですが・・そんなわけはないですよね(笑))
その後、何年もたってフルーツのジュースといえば100%果汁(濃縮果汁の還元でも)が当たり前のことになりましたし、今は果汁の量が少なくても味のいいものも出回っていますが、たまに今でもプラッシーのあっさりと爽やかな飲み口を思い出し、懐かしいような気持ちになります。



No.319
2004/10/09(Sat)
あおぎりみかん

あおぎりみかんの爽やかさが昔から大好きです。
艶やかな緑色の実は、甘さが薄い代わりに、しっかりとした酸味があって口の中がさっぱりするのが好きでした。
今は品種改良が進んだおかげか、かなり甘みも感じられるようになりましたが、少し前まではひとくち食べてその酸味に顔が歪んでしまう人も多かったようですね。
姉と私は幼い頃から酸味には強く、あおぎりみかんや、出回ったばかりの青りんごなど、ちょっと青臭さを感じるような果物も好んでよく食べていたので、母からは「(食べているところを)見ているだけで口が酸っぱくなる気がする」と笑いながら言われたものです。

[練りきり(あおぎりみかん)]


No.320
2004/10/10(Sun)
☆1周年のご挨拶☆

お陰様で「季節のあるキッチン」を開設して今日で丁度1年がたちました。
これまでたくさんの方々にご覧いただいていること、心から感謝しています。
本当にありがとうございます!

1年前、手探り状態ではじめたこのHPですが、みなさんにご覧
いただいて、またBBSにはいつも温かいコメントや楽しい話題
をお寄せいただくことで、毎日の生活に張りが出て、我が家の食
生活もそれまでより充実したものになっていったと思っています。
最近はあまり大きな変化なくHP運営をしていますが、時間を見
つけて新しいコーナーなどにも挑戦していきたいなと思案中で
す。
今後とも、楽しく美味しいHP作りをモットーにして参りますの
で、いつでもお気軽に遊びにいらして下さいね。
これからも、どうぞよろしくお願いします。m(_ _)m



No.322
2004/10/11(Mon)
すくなかぼちゃ

先月のある日、いつも行くスーパーで目に留まったのが岐阜県産
の「すくなかぼちゃ」。
ヘチマのように細長く、皮の色も薄い珍しいかぼちゃです。
売り場の棚に貼ってある説明書きには
「こんなかぼちゃみたことない!こんな美味しいかぼちゃ食べたことない!一度だまされたと思って食べてみて下さい」
とあり「ちょっと押しつけがましいかも・・・(笑)」と思いながらも大変興味がそそられました。
普通に売られているかぼちゃと比べ、値段は倍以上でしたが、試しに買って煮てみました。
売り場の説明通り、水分が少なくほくほく・・というより、ポクポクとして、まるで栗のような味わい。甘さもあり、とても美味しくて驚きました。
1度で気に入り、それ以来そのお店に行くたびに毎回「すくなかぼちゃ」を買っては、おかず以外にも、かぼちゃのプリンにしたり、かぼちゃをペーストにしてパン生地に練り込んだり・・・
と、大いに利用しています。
先週行った別のスーパーでも、高知県産のすくなかぼちゃを見かけました。
このような美味しい品種がいろんなところで栽培されて広まっているようで、嬉しくなりました。
あとは今よりさらに、買いやすい値段になってくれれば言うことなしですね。
[ カボチャのパン] [かぼちゃ入りのクリームスープ]
[カボチャとさつまいものサラダ] [ カボチャのプリン]


No.323
2004/10/12(Tue)
最近気に入っている紅茶

秋になって朝夕が涼しくなってからは、紅茶の消費量もかなり増えてきました。
我が家では食事中に飲んだり、焼き菓子などと一緒のことが多いので、フレーバー付きのお茶よりも、いわゆる紅茶らしいシンプルなものを中心に選んでいます。
ずっと前、このコーナーに書いたレピシエの「307モンテクリスト」というセイロンティーは相変わらず大好きで、殆ど切らしたことがありません。
お茶の水色、香り、味だけではなく、買いやすいお値段も嬉しい限り。
うちに来ていただくお友達にもこのお茶のファンになってくれた方がいるほどです。
最近このほかに気に入っているのは「394セイロン・ヌワラエリヤ・クォリティー2004」。
キリッとした味わいが朝には目覚ましの働きもしてくれます。
たまに淹れるミルクティーには、アッサムティーの「205ディクサム・ブロークン」が特に好みです。
また、クラシックブレンドの「629モーニングティー」は強すぎずほのかに香るバニラがとても気に入って愛飲しています。



No.324
2004/10/13(Wed)
栗の茶巾絞り

この秋になって初めて、栗を買ってきました。
毎年恒例の栗おこわをまずはたっぷりと炊いたのですが、皮を剥いた200gほどの栗が残りました。
これで何を作ろうか迷ったあげく、久しぶりに栗の茶巾絞りを作ることにしました。
材料は栗と砂糖だけ。
茹でた栗をつぶして、冷ましてから砂糖を少しだけ加えて混ぜ、硬めの栗ペーストにします。
これを適当な数に等分してガーゼをつかってキュッと軽く絞り、出来上がり。
栗を剥く作業などの手間は多少かかるものの、作り方はとても簡単ですし、季節の栗そのものの味が味わえるのは、とても贅沢なことだもと思います。
こんな素朴な和菓子には、熱く香ばしいほうじ茶がよく合いますね。
[栗の茶巾絞り]


No.325
2004/10/14(Thu)
魚のソテー・アーモンドソース

まだ独身の頃、友達とスキー旅行で訪れたペンションでいただいた料理が印象に残っています。
それは、カリッと焼いたお魚のムニエルにスライスアーモンド入りのバターソースがかかっているものでした。
母が作る料理にはくるみやごまが入っていることはあったものの、アーモンドが料理に使われているのがとても新鮮で、驚きました。
付け合わせにはドライプルーンをベーコンで巻いてソテーしたもの。
どちらも不思議な組み合わせと思いつつ口に運ぶと、その美味しさにまたまたびっくり。
家庭的でありながら、美味しくておしゃれなメニューの数々に感激して、友達との会話が弾んだことは、とても懐かしい思い出です。
今ではムニエルにアーモンド入りのバターソースなど、珍しいものではなくなってしまいましたが、時々自分でも作ってみたくなるメニューのひとつになっています。
鮭のムニエル・アーモンドソース


No.326
2004/10/15(Fri)
アンチョビ

アンチョビが大好きでよく料理に使っています。
塩漬けの鰯をさらにオイルに漬けたかなり塩辛い食品ですが、パスタやドレッシングの味付けやピザのトッピング、にもアンチョビならではの深い塩味をつけることが出来ますし、トマトソースなどの隠し味にちょっと使うだけで、グーンと奥行きのある味になります。
やはりフィレのアンチョビがおいしいと思いますが、チューブに入ったペーストは液体にも溶けやすく、使いやすくていろいろと重宝します。
ずっと以前に知ったことですが、ある料理研究家の方はアンチョビが好物で、熱いご飯にアンチョビをのせていただくことがある・・と、本で読んだことがあります。
アンチョビがご飯の供になるとは、想像してみたこともなかったのですが、考えてみれば製法は塩辛とあまり変わらないですし、風味も塩辛とよく似ていますね。



No.327
2004/10/16(Sat)
栗の贅沢なデザート

私が贔屓にさせてもらっている、とても素敵なセンスの和の器屋さんがあります。
先日お店に伺ったところ、オーナーの女性とたまたま栗のお菓子の話題になり、美味しそうなレシピを教えていただくことが出来ました。
(彼女が持っている本に載っていたものということです。)
まずは小豆あんを作るような要領で栗を煮て、つぶしてから冷まします。
できあがった栗あんを四角い容器にぴっちりと詰め、冷蔵庫で冷やし固めます。
いただくときは、固めたものを取り出してようかんのように四角くカットして皿に載せます。
そこに添える生クリームは、きび砂糖と香り付けのラム酒を少々加えゆるめにホイップしたものが合うそうです。
次の日にスグまた栗を買いに走り、この前茶巾絞りで作った栗あんと同様に準備し、自分なりに工夫しながら早速作ってみました。
1キロの栗を黙々と剥きながらも、出来上がりの味を想像するとワクワクするような気分になれました。
実際に出来上がったものは、栗ようかんとラム酒入りの生クリームが本当によくマッチして、まるでモンブランのおいしいところだけ食べているような感じの贅沢なデザートになりました。
[栗100%の洋風ようかん・生クリーム添え]

No.328
2004/10/18(Mon)
手作りの乳酸飲料

今年の夏、赤しそのジュースを作るために買ったクエン酸の箱に「乳酸飲料の作り方」というレシピが載っていました。
出来上がったものは水で6倍くらいに薄めて飲むとも書いてあったので「このレシピでカルピスのようなものができるんだな」とスグに納得できました。
本来は、専用の菌を牛乳に加えて発酵させ、加糖して商品にしているのだと思いますが、家庭では難しいのであくまで「乳酸飲料風」のものをクエン酸と乳酸の力を借りて作る、というわけです。
使う材料は砂糖と牛乳、そしてクエン酸と乳酸とエッセンス。
クエン酸は手元にありましたし、何度も使ったことがあるものでしたが、乳酸という商品は見たことがありませんでした。
その後何軒かの薬局を回って訪ねてみても、どこにも扱っていないのです。
薬剤師の免許があり、最近薬局でのパートを始めた友達にそのことを相談すると、多分取り寄せでなら手に入れられるとの嬉しい返事。
数日後、彼女のお陰で無事に乳酸を買うことが出来ました。
早速温度計を片手に、記載のレシピ通りに作成実行。
香り付けのためにレモンオイルも少々加えてみました。
そしてその結果・・・。
出来上がりはカルピスなどとはあきらかに違う風味の液体になってしまいました。
確かに、どことなく牛乳独特のニオイが残っていたり、やや沈殿しやすいといった欠
点はありますが、なんとか「それらしい」といえなくもありません。
カルピスが大好きな息子からは今のところ「美味しい」の声はあいにく聞こえてき
ませんが、冷蔵庫に保存しているボトルの中身は少しずつ減ってきているようで、ちょっぴりホッとしています。



No.329
2004/10/19(Tue)
肉団子

挽肉にネギ、卵などを加えて作るシンプルな肉団子は手軽で、みんなに喜ばれる便利なおかずです。
素揚げして揚げたてをそのまま辛子醤油やチリソースをつけながらいただくのもももちろん美味しいですが、この時一度にたくさんの量を作り、素揚げした状態で冷凍保存しておくと、あとでとても重宝します。
肉団子を解凍して、甘酢あんでもケチャップあんでも好みの味付けでたっぷりの野菜と組み合わせれば簡単に酢豚風のおかずが出来上がります。
また和風の煮物にも合いますし、コンソメやシチューの具など・・本当に幅広い用途で使えます。
4〜5個ずつ小分けして冷凍しておけば、お弁当用にも思いついたときに使えるので助かります。



No.331
2004/10/20(Wed)
にゅうめん

友達からいただいたそうめんが残っていたので、今日のお昼ごはんは久しぶりににゅうめんにしました。
寒い季節になるとCMでも、そうめんを温かい汁でいただくにゅうめんがよく登場していますね。
ただ、そうめんといえば冷たいものと思いこんでいる方も少なくないようで「そうめんがうどんの代わりになるのね!」とたまに驚かれることがあります。
ゆであがりが早くてのどごしもよい上、体がホカホカと温まる、手軽で美味しい麺料理だと思います。
へぎ柚子を加えると、いっそう香りよくいただけます。



No.332
2004/10/21(Thu)
鍋物指数

ネットで天気予報を調べるとき、時々Yahooのお天気ページを利用しています。
そこでこの前面白いものを見つけました。
それは「お洗濯指数」ならぬ、「鍋物指数」というものです。
そういえば夏には「ビール指数」というものがあって、気温や湿度の関係からいかにビールが美味しく飲めるか、ということを数字で表していたようです。
秋になり、ビールの代わりに鍋物指数としたのはどういう方のアイデアかわかりませんが、面白いことを考えるものだなぁと思いました。
我が家は夫の帰宅がいつも遅いため、家族全員で鍋を囲めるのは日曜日に限られてしまいますが、これからの季節、美味しい鍋料理で心からあったまるひとときを何度も過ごせるといいなと考えています。



No.333
2004/10/23(Sat)
夢のようなデザート

家の本棚に置いてある写真立て。
この中に飾っているのは自分たちのハネムーンの時の写真です。6泊8日の旅は本当に楽しく、いまだに夫とその当時のことを話したりします。
もう16年も前のことになりますが、その時も美味しいものを求めていろんなお店に寄ったりしたのは懐かしい想い出です。
たとえばあの時最初に訪れたサンフランシスコで、強く印象に残っているのはホテルのレストランで食べたディナーのデザート。
なんと、7種ものシャーベットの盛り合わせだったのです。
素材を生かした色とりどりのシャーベットが7種、円を描くように冷たく冷やしたお皿に盛り合わされていてまるで「夢の中のデザート」のようだと思ったものです。
いつかまたあの時のレストランに行ける時がくるといいなと夢を描いています。